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★広告★勉クラが正社員講師の授業にこだわる理由/再掲

 当塾には、ときどき、子育てにお励みのお母さま方からのご質問メイルなどをいただきます。
 最近いただいたメイルに、

①『勉強クラブの集団授業と、個別指導塾の教務運営のちがいをおしえて下さい
②『勉クラの正社員(専任講師)は、他塾のアルバイト講師とどこがちがうんですか?』というお母さまからの質問が、

 そして、当塾での講師の仕事に関心をお持ちの教育学部の学生の方から、

③『先生になるための条件をお教えねがえないでしょうか?』という質問がありました。


 「先生であるための条件」について、塾長がふだん考えていることについて、おこがましいのですが、ここに記すことにしました。少々長いのですが、上記①②③のお応えとさせて下さい。


 

★先生の条件、一に、熱意。


 “先生”と呼ばれる仕事、子どもたちと向き合う仕事をする上でもっとも大切なのは、まず、熱意です。子どもたちに何事かをしっかりと伝えるためには、まずは自身の熱い想いが必要です。「ここは、この程度でまあいいか」などと手を抜くものなら、必ずそのしっぺがえしがやってきます。ココロをもつ存在に対しては、ココロをもって対峙しなければ、たいてい歯が立ちません。


 思春期の子どもたちの心には、その後のジンセイを生きぬくために、その時期特有の混乱が見られます。どの子の内面にも、ニーチェやキルケゴールらと同じようなもやもやっとしたマインドが宿っています。それは、その子のその後の成長をうながす原動力たるべきうるわしき混乱ではあるのですが、その混乱を大きなふところで受けとめられるような度量、あるいは、しっかり受けとめるぞという覚悟、すなわち熱意あるオトナの存在が間近にあることが理想です。

 逆に、知恵のない、自己確立もままならぬような力のぬけたオトナがそばにあったりすると、かえって悪い影響を生みだしかねません。成長をうながすはずのうるわしき混乱は、制御不能な悪しき混乱のままに、深くて暗い泥沼へと突き進んでいったりするようなことさえあるでしょう。


 幾度となく話題にのぼる学校内で起きる不幸なイジメ問題、その前後の教育公務員たちの初動への批判の嵐は、人々が、そこに、当事者が本質から目をそらしてしまうという残念な姿を見てとったからにほかなりません。
 ココロをもつ存在に、自らのココロを全開にして向き合うという覚悟、その熱意あふれる姿勢は、教壇にたつ者の第一条件といえます。


★先生の条件、二に素養……勉クラが『正社員講師』にこだわる理由

 次に大切なのは、やはり、素養です。
 教壇にたって子どもたちに学習指導しようとするわけですから、当然のことながら、自らの持ち合わせ=知識が、十全でなければなりません。先生自らがよく分かってもいないことをそのままにして教壇に立つのは無責任のきわみです。


 対価を得て業となす職業人にとって、そのシゴトにふさわしい技術・能力の持ち合わせは絶対条件のはずですが、こと塾講師となると、いささかあやしくなります。

 もともと“塾の先生”になるには何の資格もいりません。『小中学生に勉強を教える』という職業は、例えば学校の教員であれば、教員免許をとり、難関の教員採用試験に合格するという“資格”が必要ですが、塾の先生であれば、「小中高のころは勉強ができて、大学もまあまあのとこで」くらいの人材であれば、たいていの塾では「じゃあ、明日からウチで子どもたちの勉強をみて下さい」といった具合に、すぐにでも“先生”になれてしまいます。

 なかには、小中学生のころそんなに勉強ができもしなかったし、実は大学もあまり名のあるところでもなく、などという手合いが“先生”をしている塾もあると耳にします。


 これは、『たかが小中学生に勉強を教えるくらいのシゴト』は、それくらいの人材でよしとする風潮が、学習塾業界の、ことに、個別補習系の塾の標準となっていることが原因です。なげかわしいのは、小規模塾ではなく、資本力のある大手の個別系でも、そうしたことが当たり前となっていることです。

 原因は一つ、塾の先生のほとんどが『アルバイト』として働いているという現実にいきあたります。
 大手といわれている塾でも、先生のほとんどは学生アルバイト。そして、アルバイトですから、いくらか技術が身につき先生らしくなったころには“卒業”していってしまいます。そして、また、素人の新しい学生アルバイトの先生がやってくるということのくりかえし。


 そのくらいの人材、またはその程度の人材育成のマインドでは、とてもプロの先生は育ちません。しっかりと経験を積ませて、やがて一人前の能力をもった職業人として責任をもってシゴトに向き合わせる、という世の中のふつうにある人材育成の発想が、学習塾業界ではめったにありません。
 『ほかよりも安いお月謝で』といううたい文句で生徒募集する塾が多くなっていますが、そうしたところでは、たいてい、大学生などを安価な時給でアルバイトとして雇って人件費コストを抑えるという業界標準のビジネスモデルを基調としています。


 プロの先生ではなく大学生のアルバイトの先生が指導するとなると、とてもグループ指導や教室での全体指導をする能力はありません。なぜなら、教室での全体指導には、れっきとした“素養=能力と技術”が必要だからです。したがって、指導経験の浅い学生アルバイト講師には、必然的に、一対一の個別指導の先生をしてもらうという教務パターンが成立します。


 “個別指導”という型式は、子供たちにどういう学習環境をあたえるのが効果的かという純粋に教務的な発想からではなく、実は、そもそも、能力の高い全体指導ができる先生はそう簡単には育成できな~個別なら学生アルバイトにまかせられる~という実利的経営発想から生まれた型式です。
 そうした塾の中には、『たかが小中学生に勉強を教えるくらいのシゴトなんだから先生なんて誰だってできるはず』という安直な考えのもとに、『指導を学生アルバイトに一切丸投げ』し、『一対一で問題集をいっしょに解いていってくれさえすればそれでいい』といった程度の中身で授業を進めているというなげかわしい現状が、しばしば垣間見られます。

 一対一ならまだしも、たくさんの生徒たちを一所で自習させ、巡回する先生はただ答え合わせをするだけといったニセモノの個別指導塾もあるそうです。それって個別なの? それって指導なの? と疑問に感じますが、人件費がかからない利益追求型の塾の定番のかたちです。



                         *

★勉クラの授業と『正社員講師』の取り組み

 さて、当勉強クラブで、なぜ『正社員講師』にこだわっているか、その理由はもうおわかりになられたかもしれません。
 当塾では、しっかりとした授業計画にもとづいた集団授業がメインの塾です。しかも、入試を意識した【予習型の年間カリキュラム】によって授業が進んでいきます。
 勉クラの塾生たちは、不定詞も現在完了も、連立方程式も一次関数も、学校の先生に習うより前に、勉クラの先生からその単元の指導を受けることになります。


 生半可な知識と指導力で新単元に踏み込み、その結果、「数学ぎらい」「英語ぎらい」などの子をうみだしてしまったらこんなに不幸なことはありませんから、当塾の指導スタッフは、授業準備にどうしても熱がはいります。


 その単元を子どもたちに魅力的に学んでもらうにはどんな準備が必要か? 行き当たりばったりの知識の羅列をふせぐための授業の構成・仕掛けをどうするか? 教材は、昨年のままでよいのだろうか? プロジェクターでビジュアルに子供たちを惹きつけたら効果的か? 子どもたちの理解を深めるための細かな板書計画をし、その単元が苦手そうな子の事前チェックをし、無理や無駄のない宿題を前もって準備し、などなど、一つひとつの授業への取り組みに多くの労力をついやします。


 もちろん、そうした熱意の源流には、何よりプロの指導者としての誇りが存在します。──自分たちは、素人の学生アルバイト講師ではないのだから、という自負。


 勉強クラブでは、『小中学生に勉強を教えるシゴトは、そう簡単に誰にでもできることではない』と考えています。それなりの素養と準備をもってしなければ、教えることによってかえって子どもたちに有害な負荷を与えてしまいかねないからです。
 高い人件費コストをかけて、正社員雇用をする。『質の高い授業を実現するために、じっくり、能力のある先生を育てあげていく』という社是は、自らを職人と称する塾長の、この道四十年にわたる研鑽からえた当塾ならではの、まさに、教務運営の骨格なのです。



※一部の個別指導以外、勉強クラブでは、『学生アルバイト講師』による授業はございません。当塾では多くの人件費コストをさき、正社員講師によるプロフェッショナルな高品質授業(中身の濃い授業)の実践に努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。


★個別指導部の学生アルバイト講師スタッフ

 当塾にアルバイトスタッフ部門がないわけではありません。個別指導部には、専任講師ではなく、大学生のお兄さん先生が指導するコースも設置しております。現在は、当塾出身の(勉クラの教務力のDNAを宿した)優秀な先生が指導に当たっています。

朱田 先生(当塾出身→蕨高校→東京外語大学在学中)
池田 先生(当塾出身→蕨高校→東京外語大学在学中)

  当塾の個別指導部は『完全1対1指導』です。ひとりの先生が何人もの塾生を担当する『自習巡回型の個別指導』ではありません。“95分間、先生を独り占めする”というかたちの正規の個別指導です。

真下先生(東大英文科卒)による英文読解講義
金城先生(早大文学部卒)による歴史講座
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