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塾長コラム

【塾長コラム】勉強中心の毎日がくらせますか?

 今はあまりはやらなくなりましたが、一昔前までは『東大法学部』を目指して勉強する子がいました。

 平等な社会なので将来どんな職業に就いてもニンゲンの人生に違いはない、というのはきれい事で、れきとした身分制度が存在していることをご存じだろうか? 日本は法治国家なので法学部で法律の勉強をすることはあきらかに有利です。
 たとえば、法学部を出て公務員になる。できれば高級官吏(かんり)という身分につく。佐藤優氏は我らが浦高を出て官僚になった人ですが、その著作の中でかつて「日本国は多額の借金をかかえて苦しいからといって税金を上げるといいながら、官僚は将来の自分の給料を上げることも計算にいれている」と言っていました。

 身分制度は江戸時代で終わったと習うが、ウソである。税金を納めさせられる者と、税金を取るほうでは明らかに身分差があります。

 官僚になるということは江戸時代なら『役人』として出世するということです。いい思いをしたいので、油断ならぬご家庭ではお子さまにサッカーをやれ、ハンドボールをやれとはいいません。江戸時代とはちがうのでうまく勉強すれば役人=官僚という身分に就ける時代です。医者になるのもいい、弁護士になるのもいい、でも、やっぱり庶民から税金を集めてシゴトする官僚は別格です。だから、特別に背が高いとか、速い球が投げられるわけでもない子供には、いいから官僚になりあがりなさい、というのがホンネです。どんなに意地汚くてもそれが一つの道です。

 勉強クラブではSクラスでそういうモードに応えようとしています。Sクラスの子たちは、学校で運動会があるからとか、今日はサッカーの練習があるので塾はお休みする、という子は一人もいません。明らかに勉強中心の毎日を暮らしています。

 計算高く意地汚いお父さんやお母さんがいるおうちでは、不思議にそういうリアルな教育体制になっています。夜遅くまでゲームをしたり、ユーチューブにはまる、なんてのは論外です。オトナとして地道に生きる。

 かくいう塾長はウブだったのでぼーっと中学生時代を過ごしちゃいました。だから、すごく苦労して老後を送っています。人生の戦略として、大谷翔平や久保健栄にはなれないと諦められれば、お役人になる、という賢い人生もありそうですよ。

 勉強しよう。そして出世しましょう。
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