【御礼+ごあいさつ】こんな時に、ちょっと塾自慢! 桜の勉強クラブ 雪の中の勉クラ入り口 「営業している塾もあるみたいですけど……」 先日ある保護者の方から、勉クラが塾生の通塾の一切を休止していることについてのご心配のお言葉がとどきました。 勉クラは、4月1日に臨時休校に入りました。そして、文科省や県の方針で市内の小中学校が5月6日まで、5月31日までと『休校延長』するのに合わせ、勉クラの臨時休校も自動的に、ただ今、『通常授業・休校』延長中です。 首都圏大手の栄光ゼミナールさん、市進学院さん、臨海セミナーさんなども軒並み5月末までは通常の対面授業は休止しているようです。市内では城先生の小島進学セミナーさんも塾生を教室に通わせての通常授業はお休みしているようです。 家賃の支払いに追われているような利益追求型の塾は別として、お子さまをお預かりするという業務の重責を認識している心ある塾のほとんどは、おおむね、学校に協調した横並びの姿勢をとっています。 当塾では「公教育の小中学校が子どもたちのコロナ感染防疫の臨時休校をしている中で、万が一にも勉クラの教室がクラスターの発生源になってしまってはならない」という社会的な責任を重くとらえた結果の判断でした。 そして、何より、やはり“子どもたち”を対象にした業務を行う者としての責任の自覚からの行動です。 4月は、幾本かの動画配信もいたしましたが、お月謝は“無料”としました。5月も、ネットによる新しい授業を始められたのが11日からですので、割引のお月謝での運用となりました。 先の保護者の方は、ちっぽけな勉クラの業態から、他にもいろいろとご心配をしてくださいました。 おかげさまで、勉クラは40年の歳月をかけてゆっくりと現状の規模になってまいりました塾ですので、土地や建屋は、100%自社の資産になっております。つまり、いわゆる家賃の支払いはございません。 ちょっと厳しいのは、他塾にはない『正社員の多さ』からくる人件費です。社会保険や雇用保険料も含めて、当塾は数字をあげるとめまいがするほど“人件費のかかる会社”になっているのですが、それはどうにかこうにか持ちこたえている次第です。 先の保護者の方には、そのようにご説明いたしました。 逆に、とても興味深いのですが、このコロナ禍の中で各塾の力量がとてもよく表れていたようです。 多くの塾では休業中に『スマホやPCを使ってのネット授業』に変更しての業態に舵をきりました。大手塾は本部に動画授業などの自前の蓄積があるので比較的容易に新しいシステムを立ち上げられたようです。 逆に、大きな看板を張っていながら自前の教材ソフトのない塾では、親会社からの動画の提供をうけてだいぶバタバタと慌てていたようです。 当勉強クラブは、4年ほどまえから『プロジェクター(投影システム)によるビジュアルな授業』を開始していましたから、実は今回の『動画授業』のもとになるものはかなり前から作り込んでいました。 塾業界の現状は、ほとんどがアルバイトの講師が思いおもいの(自分は昔こう習ったはずだというだけの経験に基づいた)授業をだらだらとやっているという残念な姿になっています。バイト講師頼りの個別塾の内実は、大部分はそのレベルです。 トヨタやホンダが車の性能向上のためにギリギリの生産改革をしているというのに、塾の指導性能は、残念なことに旧態依然のままというところが多い。 勉クラでは、『他塾が1時間かけて指導するところを20分でしっかり定着する』を運営の合い言葉として、4年前の“プロジェクター独自教材の開発”にたどりつきました。 今、当塾では、本校・南教室の全教室に投影機(プロジェクター)を完備しています。つまり、勉クラの先生方は普段から“動画授業のような”授業をしてきていたということです。 ──それが、今回の新しい教務改革の発進にとてもよく役立ちました。 そして、ここぞ、正社員スタッフの底力。 5月11日からの“塾生が自宅で学べる新しい授業のカタチ”をスタートさせるために、一人ひとりのスタッフが想像以上の素晴らしいシゴトをしてくれました。 もちろん、全部が100点満点とは申せませんが、親会社から提供された力のぬけた(ごめんなさい、ちょっと言い過ぎてマス)動画やライブ授業とはちがい、勉クラでは、今、正社員スタッフのそれぞれが力強くパワー全開の授業を実現してくれていると思います。 生徒の通って来ない本校の教室は、今、ちょっとしたスタジオになっています。ZOOMを使ってのライブ授業に合わせて、本校も南教室も4台の大型モニターを購入。何より嬉しいのは、若手の正社員たちが互いに議論しながら授業の品質向上に熱くなっているということです。 かつて、本田宗一郎のいたあの工場の中も、こんな熱気だったのかも、というくらいの……。 もう一度、申し上げます。全ての授業が決して100点満点とは申せません。しかし、あたたかい保護者の皆さまの有り難いご支援もありまして、どうにかこの危機を乗り越えられそうです。 あらためて、本当に本当にありがとうございます。勉強クラブ塾長深 谷 仁 一/日本脚本家連盟員 トップページに戻る
「営業している塾もあるみたいですけど……」
先日ある保護者の方から、勉クラが塾生の通塾の一切を休止していることについてのご心配のお言葉がとどきました。
勉クラは、4月1日に臨時休校に入りました。そして、文科省や県の方針で市内の小中学校が5月6日まで、5月31日までと『休校延長』するのに合わせ、勉クラの臨時休校も自動的に、ただ今、『通常授業・休校』延長中です。
首都圏大手の栄光ゼミナールさん、市進学院さん、臨海セミナーさんなども軒並み5月末までは通常の対面授業は休止しているようです。市内では城先生の小島進学セミナーさんも塾生を教室に通わせての通常授業はお休みしているようです。
家賃の支払いに追われているような利益追求型の塾は別として、お子さまをお預かりするという業務の重責を認識している心ある塾のほとんどは、おおむね、学校に協調した横並びの姿勢をとっています。
当塾では「公教育の小中学校が子どもたちのコロナ感染防疫の臨時休校をしている中で、万が一にも勉クラの教室がクラスターの発生源になってしまってはならない」という社会的な責任を重くとらえた結果の判断でした。
そして、何より、やはり“子どもたち”を対象にした業務を行う者としての責任の自覚からの行動です。
4月は、幾本かの動画配信もいたしましたが、お月謝は“無料”としました。5月も、ネットによる新しい授業を始められたのが11日からですので、割引のお月謝での運用となりました。
先の保護者の方は、ちっぽけな勉クラの業態から、他にもいろいろとご心配をしてくださいました。
おかげさまで、勉クラは40年の歳月をかけてゆっくりと現状の規模になってまいりました塾ですので、土地や建屋は、100%自社の資産になっております。つまり、いわゆる家賃の支払いはございません。
ちょっと厳しいのは、他塾にはない『正社員の多さ』からくる人件費です。社会保険や雇用保険料も含めて、当塾は数字をあげるとめまいがするほど“人件費のかかる会社”になっているのですが、それはどうにかこうにか持ちこたえている次第です。
先の保護者の方には、そのようにご説明いたしました。
逆に、とても興味深いのですが、このコロナ禍の中で各塾の力量がとてもよく表れていたようです。
多くの塾では休業中に『スマホやPCを使ってのネット授業』に変更しての業態に舵をきりました。大手塾は本部に動画授業などの自前の蓄積があるので比較的容易に新しいシステムを立ち上げられたようです。
逆に、大きな看板を張っていながら自前の教材ソフトのない塾では、親会社からの動画の提供をうけてだいぶバタバタと慌てていたようです。
当勉強クラブは、4年ほどまえから『プロジェクター(投影システム)によるビジュアルな授業』を開始していましたから、実は今回の『動画授業』のもとになるものはかなり前から作り込んでいました。
塾業界の現状は、ほとんどがアルバイトの講師が思いおもいの(自分は昔こう習ったはずだというだけの経験に基づいた)授業をだらだらとやっているという残念な姿になっています。バイト講師頼りの個別塾の内実は、大部分はそのレベルです。
トヨタやホンダが車の性能向上のためにギリギリの生産改革をしているというのに、塾の指導性能は、残念なことに旧態依然のままというところが多い。
勉クラでは、『他塾が1時間かけて指導するところを20分でしっかり定着する』を運営の合い言葉として、4年前の“プロジェクター独自教材の開発”にたどりつきました。
今、当塾では、本校・南教室の全教室に投影機(プロジェクター)を完備しています。つまり、勉クラの先生方は普段から“動画授業のような”授業をしてきていたということです。
──それが、今回の新しい教務改革の発進にとてもよく役立ちました。
そして、ここぞ、正社員スタッフの底力。
5月11日からの“塾生が自宅で学べる新しい授業のカタチ”をスタートさせるために、一人ひとりのスタッフが想像以上の素晴らしいシゴトをしてくれました。
もちろん、全部が100点満点とは申せませんが、親会社から提供された力のぬけた(ごめんなさい、ちょっと言い過ぎてマス)動画やライブ授業とはちがい、勉クラでは、今、正社員スタッフのそれぞれが力強くパワー全開の授業を実現してくれていると思います。
生徒の通って来ない本校の教室は、今、ちょっとしたスタジオになっています。ZOOMを使ってのライブ授業に合わせて、本校も南教室も4台の大型モニターを購入。何より嬉しいのは、若手の正社員たちが互いに議論しながら授業の品質向上に熱くなっているということです。
かつて、本田宗一郎のいたあの工場の中も、こんな熱気だったのかも、というくらいの……。
もう一度、申し上げます。全ての授業が決して100点満点とは申せません。しかし、あたたかい保護者の皆さまの有り難いご支援もありまして、どうにかこの危機を乗り越えられそうです。
あらためて、本当に本当にありがとうございます。
勉強クラブ塾長
深 谷 仁 一
/日本脚本家連盟員